第3章 そして帝国へ

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隼人は近衛騎士達一行と一路帝国に向かう。馬車の中には近衛騎士唯一の女性騎士が鎧を脱いで、王女様の看病に当たる。(この騎士は王女様が倒れた時に抱き止めた騎士) 隊長の名前はハワードと言い馬車の中の騎士はレイと言うようだ。隼人は王女様に魔力を渡そうと考えているとハワードが「魔力を他人に渡そうと考えてるならムリ」と言われた。(なぜわかった?) ハワードいわく「個人の魔力は個人でしか回復出来ない」とのこと。 帝国国内にギルドや素材屋、武器屋、宿屋も有るとか。(当たり前か)採取した素材はギルドや素材屋で売るのが良いとも言われた。そんなやり取りをしながら歩いていると帝国を守る城壁が見えてくる。城壁に近付くにつれて、人通りも少しずつ多くなる。人通りの先には門が有り、門番が「許可証が無いものは入る事ができない」と言い、仕事をこなす。 隊長は新人騎士に対して「先に行き、事情を説明して来い」と言い、新人騎士は当たり前とでも言うように頷き、門番のいる辺りに行く。一行は門に近づいて、門番と騎士のやり取りを見ている。すると門番は「一応規則なんで」と言い、軽いボディーチェックを受け、門を潜る。帝国国内は中世ヨーロッパを基本に18世紀や19世紀のヨーロッパの街並みが有り、騎士達には当たり前の光景だが、隼人や初めて帝国に入る人には驚いている。それを見て騎士達はなんだかホッとしている。帝国の地形はすり鉢状で真ん中は小高い山になっている。(解りやすいのはジンギスカン鍋) 帝国内部は城壁、帝国軍部、貧民街、貴族街、王宮の順になり、貴族街ではどの貴族(やましい気持ちの有る無しに関わらず)はメイドを2、3人を雇わなければならないと言う法律が有る。メイドは夜10時まではお客様の相手をするが、それ以外の時間は自由にする事が法律に書いてある
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