第3章 そして帝国へ

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騎士団達と行動を共にしていた隼人だが、早速ギルド登録したい気持ちを抑えて、騎士団達と一緒に城に向かう事に。城の門の前には衛兵がいて、やはり城を訪れる者を制限している。城の門番と騎士団一行は話をしている。(彼は味方なのか?)(一応俺達には無害だが?)などと小声で話しているが、隼人には聞こえている。 衛兵は騎士達との話を止めて、隼人に向かい「ついて来い」と言い、詰め所に行く。隼人はその衛兵に着いて行き、話を聞かれた。「この国に近い森(惑いの森)で何をしていた?それとどこから来た?」と言われ、隼人は「森には迷い込んだんです。こんな格好ですが、旅をしています」と答え、衛兵は「今までの旅でどこの国まで行ったんだ?……答え次第では解るな?」と言い、武器に手をかけている。隼人は冷や汗をかいていた。 隼人は「今までに行った国はニック、レータ連合国のみで、あなた達に攻撃するなら、ここに来るまでに騎士団一行を倒したり、王女様を誘拐したりしてますよ。」と言い、衛兵は近くにいた騎士に尋ねる。「彼のみで近衛騎士達を相手に出きるのか?」と聞き、騎士は「多分ゴーレムとの戦いや国に来るまでに確かに何度もチャンスは有った筈だ。先ほどの王女様の誘拐したりってのも可能だったかもな」と答え、衛兵は武器から手を離して、隼人に頭を下げ「疑って悪かった」と謝罪。
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