第2章

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勇者とは同い年だ。女戦士がその1つ下で、女魔法使いが1つ上。 年長者だったからか、女魔法使いは年下の3人の面倒を良く見てくれていた。 親達も彼女に遊び盛りの子供を世話してもらえて助かったのだろう。お礼にと夕飯に招待されては、他の3人もくっついていった。 そんな姉のような存在だった彼女だったこともあり、いつしかそれだけではない、特別な感情を俺は持つようになっていた。 勇者にいつも女戦士がくっついていたからか、ふたりで魔法の勉強をする機会が多かったからか。 理由がなんだったのかはもう思い出せないが、そのときは――勇者は女戦士を、自分は女魔法使いを守っていくんじゃないかと。 本当になんとなく、そうなってほしいと願っていた。
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