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勇者「よって俺、女戦士、女魔法使いのチームと僧侶のチームの編成で行こうと思う。異論は無いな?」
女戦士「はーいっ!さんせーい!」
女魔法使い「あっ、あのね…」
僧侶「いいよ、それで」
遮るように言う。でも、と女魔法使いが言う前に勇者が立ち上がった。
勇者「よし、決まりだな」
女魔法使いは困った顔でこちらを見ていた。目が合ったので、軽く笑顔で返す。
僧侶(大丈夫、いつものことさ)
勇者「それじゃあ、進もうぜ」
女戦士「僧侶もがんばってねっ」
勇者はもう取っ手に手をかけていた。こちらも腰を上げ、扉の前に立つ。
重い取っ手に力を込め扉をひらく。開いた扉の手前で心配そうな女魔法使いを見送って、中へと入る。
僧侶「いつものこと、か」
背後で扉が閉じる音が聞こえる。誰に言うでもなく呟き、カビ臭い通路を歩き始めた。
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