第三章 白骨死体

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 なんのこっちゃ。  いや、わかる気はするが、と思いながら、一度切り、壱子の携帯にかけた。 「……やっぱり出ないや。  おかしいな」  これもまた切り、竹内にかけてみる。  仕事中なら出ないかと思ったが、すぐに出た。 『どうかした?』 と訊く彼に、 「お仕事中、すみません。  あの、壱子、携帯に出ないし、事務所にも居ないんですけど。  何処に居るか、ご存知じゃないですか?」 と問うた。
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