第四章 クラス代表集結

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「あ、ごめんな、ヴァン。自己紹介が遅れちまった。オレの名前は一年C組代表のマックス。一応、学年五位なんて肩書きがある」 「こちらこそよろしく。なぁマックス。退けたってことは、ステラも代表決定戦をやったのか?」 「ああ、そうだよ。立候補者が四人もいたらしくてね。トーナメント方式で魔術戦をしたんだけど、ステラは見事優勝したんだ。彼女は光と闇の魔術が得意なんだが、光が瞬いたと思ったら、あっという間に相手を戦闘不能にしてしまったらしい」 「マジか……光と闇、相性の悪い元素を用いた魔術が得意だなんて変わってるな」  ヴァンは驚くと同時に、密かに喜んでいた。  このマックスとやら、常識人だ! やった、とうとう常識的な同級生と知り合えた!  おもわず気持ちが顔に出てしまったらしく、ヴァンは笑みを浮かべている。  その様子を見たステラの頬が上気する。 「ヴァン×マックス君……いい、すごくいいっす! たぎってきたぁぁぁぁぁ!」 「たぎる!? 何が!?」  ヴァンのツッコミを無視し、ステラはヴァンに顔を近づける。 「ねぇ、ヴァン! 君は攻めるほうっすか?」 「は、はぁ? よくわからないけど、どちらかといえば保守的かな?」 「キタァァァァァ! テンション上がってきたぁぁぁぁぁぁ!」 「うるせぇぇぇ! 至近距離で叫ぶな!」 「マックス君の名状しがたい棒のようなモノを受け入れるヴァン……ロマンスっす! マックス君のドSな表情と、ヴァンのMっ気たっぷりの扇情的なポーズが、イメージとして鮮明に頭に浮かぶっす! 今この瞬間、愛が性別を超えるッ!」 「どの瞬間を切り取っても超えねぇよ!?」  ヴァンは思った。こいつ、腐ってやがると。
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