第四章 クラス代表集結

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 考えていると、一人の女生徒が立ち上がった。ティナ=バストゥールだ。 「皆さん、楽しんでいらっしゃいますか? なにやら同学年の代表同士で盛り上がっているようですね」  笑顔で周囲を見回すティナ。代表のみんなも笑顔で応える。 「楽しい時間もそろそろ終わりです。時間もロクに確保できなかったばかりか、たいしたもてなしもできず、申し訳ございません……」 「んなことないっす! 楽しかったっすよー! またこういう機会、作ってほしいっす!」  謝るティナに、すかさずフォローを入れるステラ。  あのままでは、ティナは間違いなくネガティブ妄想にダイブしただろう。ステラのさりげないファインプレーが光った瞬間だった。  なるほど、ステラは基本的にはいいヤツである……腐った妄想さえしなければ。 「ありがとうございます、ステラさん」  ステラに礼を言って、頬を緩ませるティナだったが、すぐに表情を引き締める。 「解散する前に、一つだけ連絡事項があります」  ティナの真剣な表情が、室内の空気をピリつかせた。代表者たちの顔色に緊張が走る。
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