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『貴方がここにいるのは、』
やっぱり、男だよなぁ。
『私のミスです』
何でこの服なんだろ、男の割には綺麗な脚をしているけど、やっぱ男の…
『はぁぁぁああ?』
今、さらっとこの野郎なんか言ったぞおい。
『このクソ野郎、これはお前のせいなのかよ!なんだよ、ミスって!納得するように説明してみろや!』
フリフリの襟首を掴もうと詰め寄る。
詰め寄るのだが、その距離は全く縮まら無い。縮まるどころか距離が2m開いた。
『あぁ?なんだこれ、くっそ!』
自棄になって全力疾走するも、距離が全く縮まらない。また1m程開いた気がする。
『怖い怖い、まぁまぁ落ち着いてください。あと、クソ野郎はないなぁ、私はこう見えてこの世界の神様なんだよ?』
ーーーーーへぇ。
『あれ?全然信じてない?もしかして、』
まぁ、中高生ならここで、待ってました!な感じのテンションになると思うんだけどさ、おれはもういい大人な訳ですよ。
そんな冗談に一喜一憂出来るかっての。
『身代金なら払えませんから。今生きてくお金だけで精一杯なもんで』
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