その指先
2/2
読書設定
目次
前へ
/
10ページ
次へ
「あ、ごめ…」 本を取ろうとしてぶつかった彼の指先は、その銀縁眼鏡と同じくらい冷たかった。 「…別に」 ぶっきらぼうにそう云うと、抜き取った本を渡してくれる。 「あ、でも」 「…そっちが先だったし」 「…ありがとう」 少し朱が差した頬で顔を背ける彼は、指先とは反対みたいだ。
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
11人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
10(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!