【旧家に嫁入り】

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男の気持ちが判らない 義父さまから「愛してる」「好きだ」「片時も離したくない」などと言われまだ驚いていた。どうしてそういった言葉が出てくるのだろう?私は、嫁なのに・・・。 夫の着替えを手伝いながら、もやもや考えていると「雪」と夫まで抱きついてきた。 「えっ」と、押しのけてしまう。 夫がムッとした顔に変わり、あわてて、「ほら、まだ疲れているから・・・」と昨夜の疲れを訴えてみた。にやにやと、「無理はしないからと」ベッドへ雪崩れ込んだ。ロープの跡が身体に残っていないかとひやひやし「暗くして下さい」とお願いした。 夫は直ぐ入れようとする。 これまで気がつかなかったけれど、せっかちな夫の行為は、幼かった私の身体では辛かった。男に慣れておらず湿ることのない内部は擦れ痛み引きつった。気持ち良いはずなどなく、痛くてただもう早く終わってくれることを待った。 資産家でハンサムであれば、女は濡れた状態で待っていてくれるのだろうか? そういえばこの人は、会社も仕事も妻も与えられた環境で暮らしている、家のこともてつだってもらったおぼえも無く、ありがとうといった言葉もかけて貰ったことがない。 性交はそんなものと思っていたけれど、お義父さまの時間をかけた愛撫を受けるようになり、夫との営みにも疑問を感じるようになった。 唇を吸われ「この人も、私を好きなのだろうか?」とただ不思議に感じた。
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