【旧家に嫁入り】

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床の間の落としかけ 翌朝、夫を送り出し怯えていた。 また昨日のようにお仕置きされたらどうしよう・・・。 すると、お義父さまから 「雪、熱燗を入れて、部屋に持ってきなさい」と呼ばれた。 服を脱ぐよう言われ「疲れています」そう、泣いてみせた。 でも「脱ぎなさい」と言われ、裸になる。 どこからか準備してあった手錠を両手にかけられ義父は間にロープを通すと、床の間の落としかけに隠れていたフックへ掛け、ぐっと引っ張り上げられた。 火毛氈を敷かれた床の間に、足がギリギリつく状態で真っ直ぐに吊るされた。 お義父さまは、私の髪を撫で右側で束ねると耳元に一輪の赤い椿を挿した。 「下ろして下さい」私がそう言うと、義父は横一文字に白の椿を咥えさせ「落とすな」と言った。 そして、ぬるくなりかけた吟醸酒を、ちびちびと飲みながら「いい眺めだ」と言った。 しばらくして義父は「また雅智と寝たのか?」と聞いた。 私が何も答えないでいると近寄ってきた。ぶたれるかと思って身を固くしていると、くるりと回転させられ、お尻の穴に何かを入れようとするので激しく抵抗した。「しかたない」、と割れ目に何か棒のようなものを挟まれた。 「上だけねじってこちらを向きなさい」と言われ、下を見るとお尻に赤い椿が挟んであった。 そして自分は、今、掛け軸と生け花にされていると判った。 恥ずかしさとともに、自分の美しさが賛えられているような女性としての誇らしさと、それでいて辱められているような感覚を覚えた。 その時の自分が性的に興奮していなかったと言えば嘘になる。 静かに時が流れ、義父が酒を飲み終わる頃、下ろしてくれた。 「今日は・・・休ませて下さい。」 「だめだよ」そして、また中で出された。 絶頂に達した後、ふわりとしたピンク色に包まれた。 胸が高鳴り、自分を抱きしめている相手を深く愛していると思った。 「雪、愛している」と言われ何か暖かいものに包まれているような、ものすごい幸福感で満たされていたから不覚にも「私も、お義父さまを愛しています」そう答えていた。睦言を何度も繰り返しながら気がつくと、父の腕の中にいた。 寝てしまっていたようだ。「起きたのか?」と問われ、急に先程口にした自分の言葉に不安を覚えた。
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