【旧家に嫁入り】

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【初犯】 夜半気がつくと、側に義父がいた。 うっかりソファーで寝てしまったようだ。 舐(ね)めつけるように、じっとりと見られ、義父からは男の匂いがしたし怖かった。 ブラウスのほうに手が伸びてきたとき、義父から保護を切られるのが怖くて動けなかった。 どうしてか、そのまままた意識を失い、朝起きて「あれな夢だった」と思った。 けれど、指の感触がまだなまなましく記憶に残っていた。
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