2 《突然の音》

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~それから数週間後~ 彼は近所付き合いをせずに生活しているみたいだ。《みたい》だから真実はわからない 謎が多い奴だ そんな噂を別にどーでもいいと思う 人は皆同じじゃないかなら 十人十色ってやつだな そんなことを思いながら寝ているとハッと思い出した。 「ぎゃぁぁぁぁっ! 寝坊したぁぁぁぁぁ! どうしよう!どうしようっ! はっ! 今日休みだった…… なんかもういいや もっかいねよ『ガタガタ ガッシャーン ガンっ??』 …………?? なんの音だ?? 隣からだよな?? 」 危険を察知した俺は寝巻きのままサンダルをつっかけ隣の部屋のインターホンを鳴らした。 「あのっ! 隣の部屋の和水(わみず)だけどすげーやばい音がしてちょっと来たんだけど大丈夫?」 「だだだだ 大丈夫です…… 『ガシャン パリン』 いたっ…… なんでもないです。」 あまり大丈夫には見えないが…(苦笑) もしや一人暮らしは初めてなのかもしれない。 戸惑っているのかもな……
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