episode 177 ユニコーンの角

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「アアッ……!」 もう一度 身体をのけ反らせ僕が達すると。 「……怒ってないの?」 「何もなかったんだろう?怒る必要ない」 後ろから覆いかぶさるような形で 九条さんは僕を抱きしめた。 「ウソ。苛立ったくせに」 「そう見えた?」 それが証拠に スイートルームに辿り着いた途端。 「だとしたら君を愛してるせい」 ガウンも脱がさず僕を抱いたんだから。
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