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A「きちんとすれば優秀なのに、何で悪魔と賭けなんてすんの?」
B「マジメってつまらないじゃない」
A「チカラがあるのに、もったいな~い」
B「いいものではないわよ」
A「えー、ならわたしにちょーだい♪」
B「いやよ。チカラなくなったら、アイツの要求する賭け分の魂用意できないもの」
A「一体どれだけ?」
B「そうねぇ、今見えてる魂くらいかしらね」
A「マジでっ!?あり得ないくらい輝いてるんだけどっ」
B「ええ。あなたとチカラの交換なんかしたら、負け続けたときに遊べないもの。迷惑だわ」
今夜も彼女は、空に瞬く魂(ホシ)を集める。
悪魔との賭け事のために。
自らの楽しみのために、人間で遊ぶ。
空に浮かぶ魂を賭けて。
それが『星遊び』──悪魔と彼女の楽しみである。
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