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その後、警察が帰った時に親はこう言った。
「何してんのよ」とか「おまえはー!!」とか。
さらに兄はこう言う。
「どこ行ってたんだよ?」と。
また恐怖心が湧く。
翌日、私は休もうと考えていた。
だが、母親は。
「あんた、休んだらまたいじめ悪化するでしょ?」
そう、その日から両親は私を拒んだのだ。
「何か言いなさいよ」と言って叩かれた。
私は学校へ行った。
更なる冷ややかな視線が私を見る。
怖い……。怖い……。
そして土曜日になった時、新人担任が家に尋ねに来た。
「この度はすみませんでした。犯人は今後とも検討しております」
父親は怒鳴って文句を言う。
ひとまず落ち着いた。
その夜だろうか。
私は両親に虐待を受けた。
「お前が話さないのが悪いんだろ?」と父親に殴られるは蹴られる。
「あんたなんか産むんじゃなかったわ!!」と敷布団に包まれて足で踏まれる。
「痛いなら声出せよ!!声!!」と父親が言う。
痛い……。でも声が出ない。
怖い……いや、それ以上だ。
「ねぇ、この子外に放り出しちゃおうよ」
ついでにその時、兄はお出かけしていた。弟は一緒に来た。
そして連れ出された場所は見知らぬ場所。しかも墓らしきものが何個か見える。
「おい、降りろよ!!」と父親。
嫌だ!!私は泣いた。泣き喚いた。
でも声にならない。
父親が車の後ろシートの自分の首元を掴む。
その時、声が出た。その声が最後の大きな声になるとは知らなかった。
ただ「やーだー!!」の一言が。
そして大縄跳び大会というのがあった。
私はクラスのため、いや自分のため?
何のためにやってるのだろうか?
そう思いながら練習に励んだ。
そしてある日、母親からこう告げられた。
「あのクラスや先生から遠ざけてるのに何してんのよ!!」
私はそう言われても練習した。
でも、先生が家に尋ねてきたときにした辛そうな目で見ていたと思う。
それでも先生は声をかけなかった。
大会は無事に終わった。
そして時は来て四年生は終わった。だが、地獄は終わらなかった。担任たちは退任させられた。
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