地獄落ちの小学校時代

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謝るぐらいなら殴られた方がいいってこの時から思うようになった。 どうせなら殺してくれとも思った。だが親は罪を恐れる。 夏頃から受験をすることに決めた。私立で偏差値が低めでもいい。こんな奴らとは共に過ごしたくない。そんな思いを胸に抱いて励む。親に蹴飛ばされても塾で罵倒されながら殴られても。それでも受かりたかった。もちろん、いじめはそのまま続いた。 弟がよく邪魔するから色々攻撃してたのも覚えてる。心の中では泣きながらそうしてた。 そして受験前日。高熱が出た。苦しい。親も看病をした。この時にはさすがに虐待は控えた。そういえば虐待というが食料はしっかり取ってる。だが、少食だったため父親には「もっと食べろ。胃が大きくならないぞ?」と何度も言われた。そうそう、鉛筆の持ち方も箸の持ち方もド下手で若干今も鉛筆だけそのくせはあるが、指を叩かれながら父親に叱られた。 さて、話を戻すことにする。その高熱は40度を超えエラーとなった。母親に「あきらめる?」と言われた。 心の中で「ふざけんな!!」と思って父親の運転と共に母親付き添いで受験した。 実はこの時、女の子も横で受験した。 面接はなし。 そして終了した。午後にも予備でやる予定だった。 頭がくらくらになっていた。 吐き気なども少しあった。 休み時間に病院へ行って点穴を受けた。 「力抜いてね?」とナースに言われた。 自分の嫌な思いも……それはもちろん無理だった。 そして午後の試験が始まり終わった。 いじめと共にしばらく待った。 そして結果は……。 初めて受けた試験の方が合格した。どうやら私は運だけは強い方らしいと思うのはこれから先の話であるが……。 そしていじめが続く中で卒業式が近くなった頃だった。 私はいじめのリーダーに「お前、どこへ行くの?」と聞かれた。 相変わらず声が出ない。 「一文字だけでも……」 その時、私は一文字だけ本当に答えた。何されるか分からないから。でもそのリーダーは他の学校名を言った。まさかその名の生徒が高校で会うとは思わなかったが。 そして私は卒業した。 この学校とはおさらばだ。こいつらとも。 悔いは残ってるが、それでいいんだ。
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