第1章

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幼なじみと2人。夜景を見ながら座っている、バレンタインの日。 「ねぇ、今日、チョコ何個もらった?」 酷なことを急に聞いてくるもんだから 「え、なんだよ急に。」 「だって、気になるじゃない」 「俺のなんか知っても面白くないぞ?」 「いいの」 「0だった。義理チョコもなし」 どうせ、からかわれるに決まってんだ。 「そっか…なんか安心した」 彼女は小さな声で何かを言ったらしい 「え?なんて?」 「なんでもない。はい、これ。義理チョコじゃ…ないからね」 彼女の手には綺麗にラッピングされたボックス。 期待しても良いですか…?
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