1章 ツンデレ

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翌日・・・・・・・・・ 現在は、春と学校に登校中。もちろん、手をつないで登校中である。まだ、少し肌寒い春なので、春の手がポカポカしているのを感じている。あっ、ダメダメダメー、こんなこと考えていたら、春が欲しくなっちゃう。できるだけ考えないようにして、手をつないだまま学校に着いた。流石に、学年が違うので、ずっとつないでいるわけにはいかない。だから、学校に着いたらいつも手は、つながいのだ。 「萌ー、やっぱり春ちゃんとなかいんだねー」 私の同学年の、由衣が話しかけてきた。 「うん、仲良いよー」 そんなことを答えながら、由衣が可愛いなーと改めて思った。幼馴染で昔から髪型は、サイドテールでショート、本当に整っていて、さらに胸が大きい。しかも、ウエストも小さくて、スタイル抜群である。 そんな由衣を見ていたら、手を繋ぎたくなってきてしまった。 「由衣、手繋ご」 そしたら、春と同じように顔を赤らめながら、言葉を返してきた。 「えっ?あっ、うん、いいよ、萌ちゃんが繋ぎたいなら」 本当に春と一緒で可愛かった。本当のことを言うと、由衣ともキスがしたいとずっと思っている。いつか、できるかなー。 そして、手をつないだまま、校内に入って、自分たちの教室へと行く。由衣とは、クラスが同じなのである。そして、教室について、繋いだ手を離した。 一時間目、二時間目と過ぎていき、昼休みになってクラスの人で外で遊ぶことになった。ふえ鬼だった。なんか小学生か何かなのかと思ったが気にしないことにした。 そして、みんな外に集合して、鬼が決まって、ふえ鬼をスタートした。 鬼は、由衣だった。由衣と手をつないで逃げようと思ってたんだけどなー。逃しちゃったなー、まあ、またでいいかー。 そして、開始から10分たった。私は、草むらに身を隠して誰にも見つかっていない。あー、暇だなーと思っていた。そしたら、後ろから誰かが私に抱きついてきた。背中あたりにふわっとしたものを感じたので女の子だとすぐに分かった。そして、振り返って、顔を見てみると由衣だった。 「萌ちゃん、みっけ」 「由衣ど、どうしたの?抱きついてきて」 「あっ、ごめん萌ちゃん」 顔を赤らめながら申し訳なさそうに、由衣は答えた。 「由衣が、そうしたいなら別にいいけど」 そう言った瞬間、由衣が思いっきり抱きついてきた。 「萌ちゃん、もうちょっと抱きつかせてね」
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