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そして、美術室に到着した。美術部なのだけど、あんまり特に活動していない。つまり、名前だけ借りてるのような感じの部活である。と言っても部員もそんな少ないわけではない。妹の春もこの部活の一員である。ちなみに私たち3人は、よくここで雑談をしている。
「お姉ちゃんー、今日学校で何があったの?」
春が聞いてきた。
だけど、由衣と昼休みのふえ鬼の時キスしたことが印象に残りすぎて、他のことが全然思いつかなかった。
「ええと、まあ、いろいろ」
「お姉ちゃん、秘密なんてずるいよ」
「たまには、いいでしょ、秘密が一つぐらいあっても」
「お姉ちゃんがそおゆうのなら、別にいいけど」
話していると、由衣が話してきた。
「ねぇ、ええと、春ちゃん、萌ちゃん、今週の土曜に何所かに一緒にいってくれない?」
「うん、いいよ、付き合うよ」
すると何か間違った意味でとったらしく、
「えっ、あっ、付き合うって、、、そ、そ、、、」
「由衣先輩、その付き合うじゃないと思うんですが、、、」
「あっ、そ、そ、そうだよね、わ、私何を考えて、、、」
春が何か不審そうな目で由衣を見ていた。
「春は、行く?行かない?」
「うん、お姉ちゃんが行くのなら行く!」
「うん、じゃあ、決定だね由衣、今週末は出かけようー」
そして、次にどこに行くかという話になった。どこがいいだろうと思っていたら、春が言った。
「お姉ちゃん、お化け屋敷行かない?」
そう、春がいうと横で由衣がブルブル震えていた。そして、少し震えた声で、由衣が話し出した。
「だ、だめ、春ちゃん、お化け屋敷は、む、無理だよー、、」
だけど、春がそれでも行きたくて駄々をこねる。
「えー、行きたいよー」
それに対して、由衣は本気拒否をしていた。
「ぜーったい、ぜーったいにダメ、お願いだからダメ」
「春、由衣困らしたらダメでしょ、間をとって、ショッピングモールでいんじゃない?」
すると、春も、由衣も、すぐに承認した。
「お姉ちゃんが行きたいのなら」
「萌ちゃんが行きたいなら」
そういうことで、ショッピングモールに今週末に行くことになった。
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