第三章

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あれから直ぐに眠りに落ち 夜が明けた 「ふあ…… おはよう」 「ああ 魔力は回復出来たか?」 「うん 大体はね 今日は 使い魔召喚と魔武器製作か 授業を受けなくていいならラッキーだけど」 ドキドキが先延ばしになったのだ 早く召喚したい 「そうだな なら俺はそれが終わったらここへ戻る 午後からは授業とやらを受けるのだろう?」 初めての授業か 眠くならなきゃいいんだけどな 「たぶんそうなると思うよ 授業が終わったら食材買いに行くの付き合って貰っていいかな?」 「ああ 分かった」 顔を洗い 制服に着替える アリスも起きたようだ 「おはよ アリス 食材が切れちゃったから 今日の朝は食堂に行かない?」 「お…はよ わかったあ 顔洗ってくるね」 アリスの準備を待ち いつもより早く部屋をでた 「リルは食堂行くの初めてだよね?」 アリスに言われ考える 言われてみれば入ったことがない 「そうだね どんな感じだった?」 「んー 入って見ればわかるよ 色々メニューがあって迷っちゃうかも」 へぇ沢山メニューがあるのか たまに利用するのも悪くないかもしれない 食堂に着いた たくさんの生徒がいる ざわざわ 「結構広いんだね」 「生徒の数も多いからじゃないかな? ここから好きなメニューを選んでボタンを押すんだよ」 アリスが説明してくれる 「モーニングセットAでいいかな」 押したのは朝食専用和食メニューだ 「じゃあ私はそれのBセットにしよっと」 アリスが選んだのは朝食専用洋食メニュー カウンターへ行くと料理が出てきた 「へえ 押したものが出てくるのか さすが魔法学園って感じだね」 (ほとんど待たなくていいし便利だなあ) 空いている席に座り食べ始める 「「いただきます」」 味もなかなかだ 「今日から普通の授業なんだよね?」 アリスに聞くと 「うん ほうだよ…… はいまものはくと…けほんせんとうはく」 ハンバーガーを頬張りながら喋るアリス (全然わからない……) 「食べ終わってからもう一回聞くね」 笑っていると 「あはは ごめんごめん 確か対魔物学と基本戦闘学 後は基礎魔法学だったかな?」 学ぶ事が多そうだ…… 「そうなんだ ちゃんと覚えられるか心配だなあ」 「なんとかなるよ!ご馳走様でした 食べ終わったしそろそろ行こうか」 「そうだね ご馳走様でした」 食器を下げて 食堂を出た
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