第1章

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バレンタイン。女の子が気になっている男の子にチョコを渡す日。 でも私が渡そうと思ったあいつは可愛い子に呼び出されて私は渡すことができなかった。 そして、落ち込んだ気分を癒すために私はそいつとたまに来る場所で夜景を見ていると、そいつがやって来て私にチョコを渡した。 「……なにこれ?」 「あー、俺からの逆チョコ的なやつだ……なんかお前落ち込んでいるよな気がしたからな……甘いチョコ食って元気出せよ」 「落ち込んでないし……それよりあんたチョコ渡されたんじゃないの?」 聞くのが怖かったがそれを悟られないようにぶっきらぼうに聞いた。 「渡されたが俺は好きな人がいるから本命チョコは受け取らないよ……俺の好きな人は俺にチョコをくれることもなく俺からもらうようなやつだけどな……」 と私のことを見て言った。 「っ!……ならホワイトデー…………そん時は覚悟しといて……」 私は顔を赤く染めながらそう言った。
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