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「エヘヘへ、そこで何してるの?」
ニヤニヤと笑う男が行く手を塞いた。
「オレとイイことして遊ぼうよ!」
見上げると、バイト先に訪れた男だった。
「予約してたのに、いきなり店を辞めただろう? エヘヘ」
ジロジロと舐めるような視線でユカリの突き出ている胸元をシカンしてきた。
「もう立っちまったよ!」
人々が行き交うというのに、ユカリを助けてくれる者などいなかった。
「ミルクちゃん、ホテルで挟んでよ! 思い出しただけでほら!」
人の目も気にせずに、男はテントを張ったズボンを手で撫でた。
「ねぇ、ホテル行こうよ!」
「イヤ!」
腕を掴まれて、ユカリが眉を歪めた。
「そういう所がミルクちゃんだよね! あの時みたいにセンパイって、ほら!」
「ヤメて。放してよ!」
「本気で言っているの?」
「もうあの店は辞めたの。今は昔と違うの!」
すると男が手を放した。
ホッとしたのもつかの間、男はニヤリと笑った。
「だからなに?」
「え?」
「今更なんだよ。その乳で男のバナナ挟んでたんだろう! 喜んで股開いてよがっでいたのは誰だよ!」
そして男がユカリの胸を鷲掴みにした。
「メス豚、感じるんだろ? デカイ乳、見せてくれよ!」
俯いてしまったユカリは何も出来ずに固まった。
「ホテル行こうよ。なっ!」
男に引っ張られて、ユカリは歩き出した。
「泣いてるのかよ?」
ビルの角を曲がったことろで、男がユカリの顔をのぞき込んだ。
「分かったよ。あそこで軽く舐めてくれたら諦めるよ」
雑居ビルの階段、人影のない場所に連れて行かれた。
もう逃げても無駄だった。太ももの奥が熱く火照っているのをユカリは感じていた。
しゃがんだユカリは、目を閉じたままで口を開いた。
口一杯に異物が入って来た。
早く終わらせたくて頭を前後に動かすと、頭上から男が満足げに大きく息を吐いた。
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