序章 目覚め

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冬の朝は寒い。 これはどういうことをもたらすか分かるだろうか。 別に気温が下がっているとか、あまりにヤバイと都会でも雪が降るとかそういうことを言いたいわけじゃない。 「罪悪だ……この世の終わりだ……」 [この世]っていうか正確に言えば[俺の]なんだけど。 約一分前、起きた瞬間にあることを瞬時に悟った (あ、これ遅刻だ) と。
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