第一章 関わりたくない

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幸いなことに授業は二限だ。 開始時間は10:30。 「はぁ~車欲しい~」 着替えを済ませて時計を見る。起きてから10分が経った。 まだ8時50分だ。 余裕はあるだろうと思われるがそういうわけではない。 卓は大学まで徒歩、電車、徒歩通学だ。 自宅から駅まで自転車で10分、電車の感覚は約20分に一本、駅から大学には徒歩で15分。 都会なら全然余裕だったのだろうが、ここは都会じゃない。 呑気なことを言ってるとそれが命取りになる。
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