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次の日もお母さんはいなかった。
リビングのご飯は新しいものに変わっている。
置き手紙も、もう存在を確認するだけで読むことは無くなった。
少しお腹が空いたので食べた。
準備を終えて学校へ向かった。
時間になると出欠確認が始まった。
「南さん、八田さんーー。以上ですね。今日も欠席者なしです。おはようございます。」
・・・あれ?
僕の名前が呼ばれてない。
「あの、僕名前呼ばれてないんですけど。」
「じゃあ次の授業の準備を始めてください。」
え?聞こえてない?
「・・・ちょっと待って!先生!」
どんなに叫んでもダメだった。
クラスメイトにも話しかけて見た。
「八田さん、僕ここにいるよね?」
目の前で言ったのだが気づかれることはなかった。
どうして・・・。
トイレに向かい鏡を確認した。
すると・・・。
「なっ!何も映ってない?」
自分の顔が見えない。
顔だけじゃなく着ている服も全て見えなくなっている。
もしかして昨日消えちゃえって願ったから?
出欠確認で気付かれなかったから存在が消えてる?
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