―君の笑顔―

5/21
前へ
/21ページ
次へ
仁「………」 憂「ごめんね?心配かけちゃった?今日さぁ~朝から上司と喧嘩して、会社抜けて来ちゃった!笑。だってさ~聞ッ…!!?」 仁「バカヤロォ…」 憂の話を遮り 後ろからきつく抱きしめた。 憂「ちょ…な、何?」 仁「…俺に何も言わずにどっか行ったりすんじゃねぇよ…」 憂「ご、ごめんッ…」 仁「…そばにいて」 憂「…ぇ?」 俺はこの時、気付いたんだ。憂は俺にとってどんなに大切な女なのかを…俺は憂を愛してるって気付いたんだ… 憂「どこにも行かないからッ!離して?」 どんな時でも落ち着いている憂は優しく微笑んで俺の頭を撫でた。 憂「あたしより年上のくせに、まだまだお子ちゃまだね~」 仁「うるせぇッ///」 憂「買い物してきたんだった!何か食べたい物ある?」 仁「洋食♪」 憂「太るよ。笑」 仁「………」 憂「嘘ウソ♪」 ニコニコ笑いながらキッチンに立つ憂。 憂がいるだけでこんなに楽しい。こんなに幸せ。憂と過ごす日々はこれからもずっとずっと続く。 そう思っていた。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加