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憂「仁?」
仁「お前、どこの病院にいるの?」
憂「○○病院」
仁「風邪なんだよな?風邪なのに…なんでそんな病院いってんだよ…」
憂が今いるのは重い病気にかかった人達が入院する大きな病院。
ただの風邪を引いた人が行くようなところじゃないはず…
仁「憂、お前…どうしたんだよ…」
憂「…風邪だよ」
仁「…今から会お…」
憂「…うん」
電話を切り、急いで憂のいる病院に向かった。
憂、お前は今苦しんでるのか?病気なのか?
俺はお前を守りたい。だから全て話してくれないか…憂の全てを俺に預けてくれないか…
病院の入り口に座り込む憂の姿。
仁「憂!」
俺は憂を支えるように抱きしめた。憂の顔色は悪くて俺を抱きしめ返す力もなくて…
憂「ねぇ…聞いて」
仁「なに…?」
憂「あたし…病」
仁「言うな!それ以上話さなくていい…」
こんなに弱ってたなんて全然気付かなかった…
だって憂は…いつも笑ってたから…変わらず笑って俺と一緒にいたから…
仁「なんで言わなかった…このことを」
憂「心配かけたくなかったから…」
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