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某国営放送、子供向けの番組で
俺は聞いた!
俺のための…
歌!
でもね、訂正したい。
見えないけど、物質としての存在はあるわけ。
だから…
声の確認はできるし、ペタペタと触ることもできるわけ。
だから…
外を出歩くときは普通に人や障害物は避けないといけないんだわ。
躓いても声出せないし。
だから…
服を着て、某スパイ映画のように人面マスクを被って、帽子被って…社会に紛れてるよ。
だから…
透明人間、としてみんなには認識されてないね。
俺、自立してるしさ。
でも…最近思うんだよな…。
「俺」ってどこからきたんだろう。
…とか、考えるんかなぁ?
などと妄想男は妄想街道を突っ走っていた。
fin
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