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「お騒がして悪かったな」
何でここにいるかさっぱりわからない。
ただわかったのは真島が迷惑してるってことだけ。
真島からしてみればそうだよな。
いきなり倒れてた俺が真島のベットに寝てるんだもんな。
ま、真島のベット!?
俺は思い出したかのようにベットから飛び降りる。
「別にいいのよ、どうもないなら……」
『急に動いて大丈夫なの?!
後から痛がっても困るんだけど……』
俺の言動に真島は困惑している様子。
「痛がらないようにするよ」
俺が痛がったら真島に迷惑が掛かってしまうもんな。
「無理しなくていいよ」
『何々?!
あたしが思ってることわかるなんて!』
心配している風で驚いている真島。
真島ってこんなに素直な物言いするこだったか?
どちらかというと物静かな子だったような……。
「筒抜けだぜ」
真島が酷く迷惑している。
俺にははっきりとわかった。
大人しい真島がこれほどにまで迷惑しているとは……。
「な、何言ってるのよ?」
『心が読めるようになった?
そんなばかな!』
俺の言葉に明らかに真島は動揺している。
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