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「このあとどうする?」
凛の隣に腰かけた学くんが凛に声をかけているのが聴こえてきたけれど、凛はそれに対して大袈裟なほどに溜め息をついた。
「彩葉次第だよねえ」
「え!」
凛の口から出てきた予想外の言葉に吃驚しすぎて、ぱっと顔をあげる。
「何であたし次第なの!?」
凛に詰め寄るように身体を前に出してそう言ったけれど、凛が答える前に仁があたしの肩を掴んでぐいっと自分の方へ振り向かせた。
「え!? 何!?」
突然の仁の行動に訳がわからず瞳を大きく見開く。
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