もしももしももしも

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パンパカパーン!パンパンパンパンパカパーン! 場違いなくらい明るいファンファーレが鳴り響く。 「おめでとうございます! あなたは死んでいます!」 どうりで体が軽いと思った。 「しかもなんとなんと! あなたは10000000(以下略)番目に死にました! ねっ、いいでしょ?ねっ?」 んで、何かあんの? 「あなたは1日だけ透明人間として自分が死んだ後の世界を見ることができます! ねっ!いいでしょ?ねっ?」 いちいちうっせーな。 でも、見たいものなんてないし・・・ 「ほかの人と変わってもらうってできんのか?」 できることならそうしたい。 わざわざ自分で死んだのに。 未練なんてこれっぽっちも無い。 「うーん、残念ながらそれは無理ですねぇ。 あなただからこそ意味があるのですよ。」 でも、行きたくない。 誰が喜んで自分の悪口言われてるのを見に行くかっつーの。 「往生際が悪いですねぇ。 あーめんどくさい。 いきますよっ! はいっ!」 俺は深い闇へと落ちていった。
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