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ーここ、何処だ?
視界に綺麗な青空が広がっていた
寝る前は部屋の中にいたはずなのに
俺は寝転がったまま思考を働かせた
「こんな所に人がいるなんて珍しいこともあるものですね」
「ん?」
いきなり聞こえた声に体を起こした
「驚かせましたね、すみません」
そこにいたのは優しそうな青年だ
綺麗な黒髪、の長髪、と着物
珍しい髪型と服装に3秒くらい沈黙した
「……………………いえ」
「お名前を伺っても?」
「あ、伊瀬柊助です」
「伊瀬さん、珍しい着物着ているようですがなんですか?それは」
言われて自分の服を見下ろした
黒いTシャツに灰色のパーカー
ジーンズに白黒のスニーカー
「着物じゃなくて洋服ですが…珍しいですかね」
「ようふく?」
「洋服を知らないのですか?」
「残念ながら」
男が不思議そうに顔を傾げた
話が噛み合わない
感じるのは違和感
思わず辺りを見渡した
360°どこを見ても木しかない
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