第1章

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ーここ、何処だ? 視界に綺麗な青空が広がっていた 寝る前は部屋の中にいたはずなのに 俺は寝転がったまま思考を働かせた 「こんな所に人がいるなんて珍しいこともあるものですね」 「ん?」 いきなり聞こえた声に体を起こした 「驚かせましたね、すみません」 そこにいたのは優しそうな青年だ 綺麗な黒髪、の長髪、と着物 珍しい髪型と服装に3秒くらい沈黙した 「……………………いえ」 「お名前を伺っても?」 「あ、伊瀬柊助です」 「伊瀬さん、珍しい着物着ているようですがなんですか?それは」 言われて自分の服を見下ろした 黒いTシャツに灰色のパーカー ジーンズに白黒のスニーカー 「着物じゃなくて洋服ですが…珍しいですかね」 「ようふく?」 「洋服を知らないのですか?」 「残念ながら」 男が不思議そうに顔を傾げた 話が噛み合わない 感じるのは違和感 思わず辺りを見渡した 360°どこを見ても木しかない
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