第1章

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「ここは...どこですか?」 何か嫌な予感がした 「え?」 「ですから、ここはどこですか?」 「ここは、京ですよ」 「京...京都?」 はぁ?なんで京都? まぁ京都なら着物でもおかしくはないか うん 自分を納得させた 京都にいることは置いといて 「失礼、あなたの素性を確認させていただきたいのですが」 場所を聞いたことで明らかに警戒された 「あー...すみません。多分何も答えられません」 「何故?」 「俺が、わからないからです」 男は、はぁ?って顔をした そりゃそうだよね 「怪しい人をほっておくわけにはいきませんので、大人しくついてきていただけますか?抵抗するようでしたら...」 俺に拒否権はないわけね 「わかりました」 頭の中がグチャグチャしている 男に促されて歩きはじめた
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