第1章

4/10
前へ
/23ページ
次へ
「再度質問させていただきます。あなたのお名前 は?」 冷たい視線が突き刺さった 「伊瀬、柊助です」 「出身は?」 「東京です」 「...とうきょう、とは?」 「東京を知らないと?」 「知りません」 日本の首都だよ? 俺は立ち止まって男を睨んだ 「あなたこそなんですか?洋服も東京も知らないなんてありえません」 「知らないものは知りません」 「今日は2025年5月31日。違いますか」 「違います。あなたとは話があわなすぎる。何者なのですか」 そこまで話して森が開けた
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加