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「お待ちしておりました。砂澤様、村泉様、谷宮様。」
「どうだ、吐いたか?」
「はい、やはり警視局でした。宿場町のどこにもいなかったので、最後の候補のここに潜入したようです。....ご安心を、身代わりは元警官です、要領は得ているでしょう。」
「なるほど。他には。」
「驚かないでください、キムン傭兵団が後続してくるそうです。人数は少ないそうですが。」
「またかよ....ミラル、セポ、確実に奴らはここを狙ってくるだろう。すでに昨日の夜で俺たちがレジスタンスと癒着してることは知られてしまったからな。仮に襲撃を受けたとしても、今回はユンがいないから対処のしようがねえ。」
そう、頼みのサマユンクルさまは病院である。
「全くわやだ、こんなに早く来るとは、しかも國村のじじいを恐れてこねえと思えばあっさり来たよ。ユンもあずましく休んでられねえだろうなぁ...」
「皆さんはこの地下室に隠れていてください。自慢の舌で言いくるめて追い返しましょう。」
「その素晴らしい舌、切られないようにしてくれよ。」
「セポ、お前には俺のかあさんの話、したっけな...」
「たぶん聞いたわね。でもまさか、今の安否を聞きに行くんじゃないでしょうね。」
「わかってる。でも俺は、親父の仇二人、やらなきゃならない気がするんだ....」
「ダメだよ、肉親を手にかけるなんて...!」
「わかってるさ!だがこんなもう幾度とない機会があるか!?このままじゃ親父が浮かばれねえんだ!」
「ミラル......」
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