透明になる薬

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「やった!ついに透明になれる薬が完成したぞ!!」 誰もいない実験室で男が1人高らかと声をあげる 「おっと、まずは実験してみねば」 男はゲージに入れた実験用マウスに薬を飲ませた するとマウスは、少しずつ透明になっていった 「おぉ……」 マウスがそこに存在しているか確認するために、棒でつつく いきなりつついて怒ったのか、棒をペシペシ叩いてくるのが伝わってくる 「おぉ! 成功だ!!」 男は両手を高らかと上げ喜ぶ 「では早速飲もう」 ゴクゴク、ゴクゴク 「ま、不味い!?」 男は全部飲み干してからあまりの不味さに驚いた 「味は改良が必要だな……」 鏡で自分の姿を確認すると、そこには宙に浮く服だけが写る
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