第5章

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「―そろそろSHRも終わりだ、質問はまた後にしろ。 1限目は、シュン・クサナギの使い魔召喚と魔武器作成になるため、他の生徒は自習。と言いたいところだが―。」 「はいはーい、シュンくんの使い魔と魔武器見たいでーす!」 すかさずミーアが手を挙げる。 「まぁそうなると思った。 実習棟で行うから、遅れないように。」 そう言うと、シリウスはさっさと教室を出ていく。 魔武器作成で使う教材等の準備があるのだろう。 シリウスが退室すると、先程の勢いのままミーアがシュンに駆け寄る。 人見知りも物怖じもしないのが彼女の持ち味だ。 「シュンくん、場所分かんないでしょ。私らと一緒に行こうよ!」 「・・・ありがとう。ええと・・・」 「ミーアだよ、よろしく~。」 「五月蝿(うるさ)くて悪いな、俺はタクトだ、よろしく。」 ミーアの後ろからタクトが挨拶する。 「五月蝿いって何、タクトが黙(だんま)りなだけでしょ。」 「なんだ人を根暗みたいに。」 「あの・・・。」
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