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「「・・・ドラゴン?」」
ミーアと、その横に立っていたタクトが呆気に取られた顔をする。
「えーと・・・もしかして、ドラゴンっていなかったりする?」
「いや、いるはずだぞ。」
「国内だと魔獣園くらいにしかいないけどね。
」
「・・・マジュウエン?」
((ダメだ、ヒメ(ちゃん)とは違うジャンルの世間知らずだ。))
そう判断した2人は、一般国民における常識を教えることにした。
「まず、セラフィールド王国に野生の魔獣はいない。」
「あ、念のため言っておくと、ドラゴンは魔獣だからね。」
「もっと言うと、魔獣は使い魔にならない。」
「んでもって、魔獣園っていうのは、魔獣を見ることができるアミューズメントパークのことだよ。」
「週末ともなれば、多くの家族連れやカップルで一杯だ。」
「…なんとなく把握した。」
つまり、動物園の魔獣バージョンなわけね。
「あのさ、何でセラフィールド王国には野生の魔獣がいないの?」
シュンは疑問そのままを口にする。
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