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「さて、魔武器の作成方法だが、
1、魔石に魔力を注入する。
2、魔武器に銘をつける。
以上だ。」
「・・・はい。こっちも簡潔で何よりです・・・。」
何かを諦めた表情をしながら、シリウスから魔石を受けとるシュン。
「ふん!」と魔力を込めると、魔石は先程の魔方陣と同様に光を発し、シュンの手の上には銃が現れた。
「おお~銃だ。」
「銃の魔武器か、珍しいな。」
物珍し気にクラスメイトが魔武器を覗きこむ傍ら、シュンはポカンと口を開けている。
「おいシュン、どうした?」
「大丈夫? シュンくん。」
「―・・・こ」
「「こ?」」
シュンの目がクワッと開いた。
「これはっ!ベレッタM92じゃないかっ!」
「・・・え、何それ。」
「魔武器の銘?」
「この口径!装弾数!何よりデザイン!」
テンションは上がる一方である。
「何度も(二次元で)見て、いっそモデルガン買おうかってかーなり真剣に悩んで、でも買えなかったけど、こりゃ結果的にオーライなかんじじゃね!?」
「シュン・クサナギ。嬉しいのは分かったから、さっさと銘を決めろ。」
シリウスの冷静な声が、シュンを正気に戻す。
「―はっ。
…そうですね、それじゃあ『M9』にします。」
努めて平静を保とうとしているが、口角がヒクヒク動いている。
やはり相当嬉しかったのだろう。
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