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「はー。それであのバカの人体実験に巻き込まれたってわけか。ご苦労さん。」
主任から経緯を聞き、納得し、肩に手を置いたシド。
しかしその顔は嘲笑を隠しきれていない。
「…人体実験なら、他に人間なんて一杯いるだろうに…はぁ。」
深く、溜め息を吐く。
ストレスで胃に穴でも開くのではないか。
「これ以上痩せちまうなよ?」
「…いや、逆に太りそうだ。」
「……自棄食いなら付き合うぜ。」
そう言って、もう一度肩に手を置くのだった。
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