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「どうしてこうなった…」
そう。今の俺の状態はまさしく『どうしてこうなった』だ。
しかし、そんな俺の動揺など毛程も気にしていないあいつは、嬉しそうに目を輝かせている。
「だっい成功じゃん貴虎!流石は僕!!」
「…これのどこが『大成功』なんだ。」
凄みを効かせて言ってみせる、が、こいつにそんなものが意味を成さないことなど、昔から知っていた。
そうはいっても、これは……
「まぁ、『身に付けている物が消えない』っていう問題は残っちゃったけど…別にいいよね?」
試作だし、と付け加える凌馬。
呼応するように、俺は1つ、溜め息を吐いた。
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