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「最悪だ……」
満月の灯りに照らされた高層ビルの屋上で、俺は呟いた
「それが、お前の遺言でいいのか?」
俺は今、10メートルほど先に立っている男に銃を突きつけられている
この男は殺し屋、俺は依頼でこの男を始末しなくてはならないが、俺の方が殺されかかっている
俺は絶望していた
ターゲットに銃を突きつけられていることに対してではない
俺が速やかに依頼を終わらせなかった為に、アイツが応援で来てしまったことに対してだ
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