マロン、ルンバ、ダニアース

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 というわけで次の連休に、婚活パーティーってやつにいってみた。  不思議に女性の方が登録料安くてラッキー! ってガッツポーズしたのに、来るヒト来るヒト高学歴有名企業医者に弁護士実業家と選り取り見取りでヨダレ出そうだったのに、みんな20代前半のお嬢様にハエのようにたかりやがって元取るためにひたすら飯くってやりましたよえぇ。  そんなこんなで男なんてと悪酔いしたノリで居酒屋はしごして、帰って気持ち悪くなっちゃって次の日の会社は半休取る始末わたしなにやってんだろ?  次に打った手は、街コンってやつだった。  市が企画してる50対50の巨大合コン。  ドキドキだった、どんな出逢いが?  ないないそんなんときめくほどお嬢様じゃないけど乙女ではあったり。  予想通り、わたしは窓際の花だった。誰も話しかけに来てくれない。  わかってたけど、悲しくなってきた。  ホントわたしなにやってんだろ?  日本酒ロックで飲むと、涙の味がした。 「杷椿(はつばき)?」  え? と思って顔をあげると、元同級生の雄二君がそこにいた。  雄二君。
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