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「……彩ちゃん!?」
「わわ、なんかごめんなさい!」
驚いて目を大きく見開いているまこと目があって、慌てて目をそらした。
鍛えられた体が妙に艶かしくて、これ以上直視出来なかったからだ。
「社長、こういうことは事前にご連絡頂かないと困ります」
「まあいいじゃない。早く会わせてあげたかったんだもの」
楽屋には黒木さんもいて、変わらずの厳しい口調で社長を注意していた。
なぜかそのやり取りを聞くとほっとして、自然と笑みがこぼれた。
「とりあえず、なんでもいいから服を着よう」
部屋の奥では、ナオトくんがその辺にあったTシャツを他のメンバーに配っていた。
私がこなければ、みんなもっと自由に過ごせたのにと思うと申し訳なくなる。
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