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「綺麗な夜景まで見られるなんて、さすがはスイートルーム。感謝を通り越して恐縮するレベルだよ、これ」
「俺もそう思う。でも、社長のお礼についてはいったん保留にして、今はこの特別な空間を楽しも?」
「それもそうだね。社長からのクリスマスプレゼントだし、楽しまないと損かも」
「プレゼントかぁ。……俺、先に謝っときたいんだけど、クリスマスプレゼント何も用意してないんだ」
まこは夜景から私に視線を移すと、申しわけなさそうに謝った。
「正直、あの人を選ぶんだろうって半分あきらめてたから、プレゼント買えなかったんだ。そうだ、確認し損ねてたけど……あの人じゃなく、俺を選んでくれたって思っていいんだよね?」
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