3.幼馴染からのお誘い。

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確かに私とまこはお互いを兄弟のように思っていて、異性として意識したことはない。 でも、だからといって手を取り合って歩くのはどうも違和感がある。 それはきっと、私たちがもう子供ではないからだと思う。 子供の頃には普通に出来たことが、歳を重ねるにつれ出来なくなっているのだと感じた。 ――改札を通り、まこの後ろを歩いて山手線のホームに向かう。 「そういえば、まこの家ってどのあたりなの?」 「今は吉祥寺に住んでるよ」 「吉祥寺! オシャレな人しか住んでなさそうなイメージ」 「はは、そんな事言っていると田舎者だって思われるよ。でも俺もオシャレな街に住みたいって思って吉祥寺を選んだんだよね」  
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