あふれるなみだ。

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それから彼のそばにいた。 私のお気に入りのクッションを抱いて泣く彼に謝った。 ごめんなさい。 きっと私が彼を信じてなかったから罰が当たったんだね。ごめんなさい。 ばかやろう。 そう言って泣く彼に申し訳なくて、そしていとおしくてしかたがなくて。 いつもベッドで彼の横で、ありがとうとごめんなさいを出ない声で言いながら眠った。
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