第1章

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彼は私の非力な気持ちを受け取ってくれるのだろうか? 2月の14日、私は勇気を出し、綺麗な街の夜景が見える公園へと誘い出した。 顔をマフラーの中に埋めたい。 この気持ちには二つの意味がある。 北風が吹き寒いのと恥ずかしい気持ちがあるからだ。 私は思い切って口を開いた。 「あの......このチョコ受け取ってくれませんか?」 この一言しか言えなかった。 彼は私のプレゼントを両手で持って、 「ありがとう!お前の気持ちは伝わったよ。可愛いな!」と笑顔を見せた。 素敵な笑顔だと感じた。 私は彼の素直さ優しさに惚れたのだろうと改めて実感する。 その後の進展はというと手応えはあった気がするけどあまり関係は変わらず、お互いに異性の友達という立場にある。 私はまた明日も彼のことを想うのだろう。 いつか、あなたの隣でいられるようになりたいなと..........。
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