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----- 2016/01/18 --------------------
朝は爽やかだ。
壁一面に広がる窓から明るい日差しが差し込む。
んー、と伸びをして大きなベッドから起き上がる。
窓から外を眺める。
下の方、遠く遠くにビルが見える。
超高層マンションからの景色は、なんというか優越感がある。
市街地のはずれのほうに目をやる。
小さな爆発と黒煙。
今日はアレなんだな。
宇宙人が来てるんだ。
週に一度か二度、宇宙人が街を破壊しにくる。
このマンションがある<シティ>まではこない。
特別なんだ、ここは。
シティの外には<市外>と呼ばれる地域がある。
たびたび宇宙人に破壊されるから、かなり原始的な生活をしているらしい。
宇宙人狩りを趣味にする血気盛んなやつらも住んでいるとか。
なぜシティは破壊されないのか。
政府と宇宙人の間に密約があるとか、軍事機密のバリアが張られているとか。
まあ色々な噂がある。
だが、個人的に気になる説はアレだ。
シティに住むやつら、もちろん私もそうだが、その<出生>に秘密があるという。
シティ全体が、<宇宙人の実験場>だって説だ。
自分も含めて、ここに住んでいるのは人間ではないのかもしれない。
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